中東の偉人

イエスキリストの生涯・人柄・言葉から学ぶ部下の接し方、人間関係構築術

こんにちは。偉人ライターのCiel Bleuです。
今回は、イエスキリストを語ります!

イエスキリストってどんな人?

歴史上もっとも著名な人物、イエスキリスト。
だが、日本ではあまり馴染みがない、というのが実情ではないだろうか。

ヨーロッパの古い教会や美術館には、イエスキリストが杭にかけられている絵画が多く見られる。

ただの西洋の人だろう。
青白くてなよなよした人物だろう。
キリスト教徒が崇めているロン毛のおじさん

…程度にしか思われていないかもしれない。
本当に歴史上の人物かも疑問だったりする。

でもイエスキリストは、とっても人類史に影響を与えた歴史上の人物なのを知っているかな?
私たちが、現在使っている西暦という年号は、実はイエスキリストが生まれた年を基盤としている。
日本では、天皇陛下が変わるたびに年号もかわる。
大正、昭和、平成‥。

この西暦という年号は、全国共通に使われているもので普遍だ。
だから、イエスキリストって、天皇陛下なみにすごい人っていうことだ!
では、イエスキリストっていったいどんな人だろうか?

イエスキリストって実はどこの人?

イエスキリストは、実はヨーロッパ生まれじゃない。

イエスが生まれたのは、現在のイスラエルのベツレヘムだ。
だから、イエスキリストは、イスラエル人ともユダヤ人とも言える。

着ている洋服もヨーロッパとは違う感じだ。古代イスラエルの衣装をまとっている。

イエスが生まれたのはもちろん、西暦1年。
ちょうどそのころ、イスラエルはローマの支配下にあった。
イエスキリストはメシアと呼ばれていて、人類の救世主となったとしてキリスト教徒からは崇められている。

33歳の若さで、同じユダヤ人の宗教指導者たちから殺されたとも言われている。そんな悲劇の偉人さんだけど、とても良い上司で部下からは慕われていた人だった。

では、イエスキリストの人柄に注目してみよう。

イエスキリストは良い上司だった

イエスのお父さんは、神様と言われている。
お母さんのマリア、が聖霊によって妊娠して生まれたそうだ。

養父のお父さんヨセフは、大工だった。
それでイエスキリストも、大工の仕事をしていたのだ。

結構、なよなよのイメージとかけ離れている。
どちらかというと、たくましく筋肉隆々という感じか。

そんなイエスキリストが、自分は神の子だと覚醒して、ヨルダン川で浸礼を受けたのは30才の時だった。

その時から、イスラエル国民に伝道活動を開始。
イエスが伝道したテーマは、神の王国だった。

そのころ貧しい人たちは、ローマ人やユダヤ人宗教指導者たちから虐げられていた。
重い法律上の規則や罰則を課しては、国民を苦しめていた。
そんな中で、イエスキリストは爽やかさや癒しを与える、一世を風靡する人々のオアシスのような存在になった。とにかく、この偉人さんは性格が穏やかで良い人だったのだ。

イエスキリストにはまず、部下とも言える弟子たちが12人いた。
その12人の弟子たちも、ヨーロッパの美術館の絵画の中に描かれている。
例えば、ルーブル美術館のカナの婚宴やレオナルド・ダビンチの最後の晩餐などがそうだ。大聖堂や教会の入り口でも、彫刻の12使徒たちが観光客たちを見下ろしてくる。
この12使徒は、聖人としても祭られているのですごい人たちだったのであるが、どうしようもない弱点もあったそうだ。
たびたび、誰がえらいか一番か口論をして、イエスキリストを困らせていた。
感情を爆発させることもあったらしい。
お師匠様、イエスキリストの目の前でだ。
そこで、あなたがイエスキリストだったらなんというだろうか?一番偉いのはおれだー!というのか?おれの言うことをきけ、さもなければクビだ!というのか?想像もできない。

イエスは、非常に辛抱強い上司だった。
できない部下達を、何度も言い聞かせた。
えへん虫は嫌われるんだよ。みんなのために奉仕する人が好まれるんだよ‥と。

イエスは自身の死を知っていた

イエスキリストは、自分が33才の時に死ぬことを知っていた。
それで死ぬ前の晩に、弟子たちの前で歴史に残るパフォーマンスを行う。
それが、最後の晩餐と呼ばれている。

その晩も、弟子たちは変わらず誰が一番偉いか議論していた。
突然、イエスは手ぬぐいを手にとって立ち上がって、弟子たちの足を丁寧に洗って拭き始めた。

そしてこう言った。
「誰でも自分を低くするものは高められる。」
会社の中で想像してみてほしい。
突然、部長が手ぬぐいを持って部下の足を洗い始めたらどうだろうか?みんな何事かと、唖然とするに違いない。
イエスの弟子たちも、そうだった。
でも、この行動は弟子たちにとてつもないインパクトを与えたようだ。
弟子たちは謙遜さの点で、イエスキリストのお手本にみならおうと努力しはじめた。
それにイエスキリストは、最後まで弟子たちを気遣う上司だったので、弟子たちの敬意を勝ち得たのだ。

会社でも、部下がなかなか難しい時あなたはどう反応したいだろうか?
仕事をやらなかったり、意地悪したりするのだろうか?
反対に、イエスキリストのように、心の寛大なところを見せるとインパクトが強いはずだ。
上司だからって偉そうにしないで、部下が進歩できるように助けてあげよう。
上司が謙遜になってお手本になると、部下はついてくるはずだ!

イエスキリストから学ぶまとめ

なぜイエスキリストのことが大好きかって?それは、日本に大きな影響を与えた偉人さん、各国に影響を与えた人はたくさんいる。
でも、世界中の人に大きな影響を与えてきた人って、イエスキリストしかいないと思うからだ。
イエスキリストが語った名言の中で好きな言葉が幾つかある。
受けるより与える方が幸福。
という言葉だ。
いつも他の人のことを考えたり気遣うなら、ハッピーになれるという意味。
今の世の中は、自己中の人も増えている。
でも、自己中で自分の好きなことばかりしていると幸福になれない。
ボランティアに参加したり、困っている人を助けてあげたり‥。自分が周りでできることはたくさんあるはずだ。
特に、家庭の中でどうだろうか?
旦那さんは、うちのお手伝いを進んでしてあげているだろうか?
奥さんは、いつも忙しくしている旦那さんに感謝したり、協力したりできるだろうか?
子供はどうだろうか?
お父さんとお母さんに従順で、お手伝いをできるだろうか?

他にも、イエスの語った名言が聖書の四福音書の中に収められている。
特に、マタイの福音書は有名だ。
イエスキリストの名言は、文学作品の中でも見ることができる。
ビクトル・ユーゴ、ヘッセの車輪の下などだ。
イエスキリストが残したポジティブな精神は、今でもヨーロッパの精神や法律の中にも反映されている。

イエスキリストの生まれたベツレヘム、育った町ナザレ。
活動した地域カペルナウムやガリラヤ湖などは、現在でもイスラエルの観光名所となっていて多くの人が訪れている。

ただ、旅行するのが安全かどうか、イスラエル大使館に事前に問い合わせした方が良いかもしれない。

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