今回はヘレンケラーをご紹介します!
恩師、サリヴァン先生との出会いにより、希望を見出したヘレンケラー。
聴覚、視力を失うも、3重苦の困難に負けず立ち向かい、勉学に励んで教養ある女性へと変貌を遂げた。
困難、試練に見舞われても、乗り越えていく。
持ち前の知性、学問に対する情熱、旺盛な意欲によって学問、福祉、政治といろんな方面に力を注いだヘレンケラーはアクティブで魅力的な女性だ。
諦めないことの大切さ、努力がやがて実を結ぶことをヘレンケラー自ら体感して教えてくれた。この凛とした生き方がとてもかっこいい。
ヘレンケラーは、わたしの憧れで自分もヘレンケラーのように意欲的に物事に挑戦したいと思った。3重苦だからといって悲観せず、受け入れた上で自分の可能性を信じて発音など出来ることを増やしていった所が好きだ。
3重苦を言い訳にせず、視力、聴力を奪われる不運にあっても恨まない所が立派で、彼女の粘り強い生き方に学ぶことが多い。困難に逃げてはいけない。
立ち向かうことでやがて困難、試練を乗り越えていけることを学ぶべきだ。
ヘレンケラーの生涯と人柄
時は1880年のアメリカ、アラバマ州のある夫婦の元に一人の女の子が生まれる。
その女の子こそ、後に世界中でその名が知れ渡ることになる偉大な女性、ヘレンケラーだ。
ヘレンケラーは、家庭教師のサリヴァン先生との運命的な出会いをし、87年の生涯を閉じるまでに勉学や福祉活動に熱意を注いだ人である。
あいさつをすることが出来るほどの頭が良かったヘレンケラーだが、1歳の時に高熱を出して、聴力、視力を失ってしまう。
両親は、人づてに家庭教師、サリヴァン先生を紹介してもらう。
サリヴァン先生に根気強く指文字を教えられたことでヘレンケラーはたくさんの言葉を覚えていく。
サリヴァン先生とともに2人3脚で学校で勉学に励み、名門、現ハーバード大学にまで進学するほどの才女に成長した。
世界中を回って公演するなど精力的に活動した。
ヘレンケラーは行動的で前向きな人柄だった
ヘレンケラーは、視力、聴力を失いながらも努力と熱意で自分の人生を切り開いてきた強い人である。
幼少期に言葉を早く覚えるほどもともと、頭が良かったが、大学に進学するために猛勉強に励んだ。
勉学への意欲に溢れ、努力を惜しまない努力家な女性だった。
そして、サリヴァン先生を信頼し、幼少期から長きに渡って慕っていた。
サリヴァン先生が病床に伏せた際に、来日の話が来ても、断ろうとしたほどサリヴァン先生を心配し、大切にしていた。
さらにヘレンケラーは福祉に力を注くだけでなく、政治にもかかわるようになるなどとても活動的だった。
当時、まだ女性が政治に参加することが認められなかった時代に女性も政治に参加するべきと訴えていた。
発声をしたいという意欲を持ち続け、発声出来るようになったヘレンケラーに支持。
幼くして、聴力を失ってしまったため、発声が出来なかったヘレンケラーだが、発声をしたいという願望を持っていた。
とはいえヘレンケラーは、盲目でもあったので、口の動きを目で見てまねることも出来なかった。
だが、サリヴァン先生や周囲の熱心な指導によって舌の動きを手で触れて覚え、ついに発声が出来るようになったそうだ。
女性の口に手を当てて口の動きを頼りに「Iam not a dumb,now.(わたしは障害者ではない。)」と自信ありげに話すヘレンケラーの貴重な映像がある。
きちんと正確に発音が出来ていて、聞き取ることが出来る。
聴覚に頼らす、発音を習得することは並大抵の努力ではなし得ない。
ヘレンケラーの話したいという情熱、触るだけで発音の仕組みを理解出来る頭の良さが可能にした。
不可能と思われる発声も出来るようになるなど、自らの努力でいろんなことを可能にしていった彼女の努力家な一面、溢れる意欲に尊敬の念を抱いている。
物を習得するのに他人より時間がかかってしまうわたしは、障害者でありながら出来ることを増やしていったヘレンケラーに頭が上がらない。
自分を信じ、前向きに勉学や発声に取り組んだヘレンケラーが好きだ。
数々の著書を出しているヘレンケラー
「わが生涯」などヘレンケラーの著書が多数出ている。
ヘレンケラーの生涯を描いた伝記漫画も出ており、ヘレンケラーの生い立ちやサリヴァン先生との出会いなど知ることが出来る。
漫画なので子供にも読みやすいため、おすすめする。
他にも「奇跡の人」という題名の映画もあり、ヘレンケラーの困難を乗り越えるたくましい生き方に感銘を受ける。
たった一度、ヘレンケラーの恋
ヘレンケラーは、かつて婚約をするほど愛した男性がいた。
秘書をしていた男性だったのだが、結局、彼と結婚には至らず、破局した悲しい過去がある。
甘い恋も悲恋に終わってしまった。
秘書との恋が生涯で一度の恋だったというから、ヘレンケラーは、彼のことがずっと忘れられなかったのかもしれない。
ヘレンケラー名言の数々
ヘレンケラーは、たくさんの名言を残した。“We can do anything we want to if we stick to it long enough” 継続することで、出来るようになるという日本の「継続は力なり」に近い言葉がある。
名言の数々から、ヘレンケラーが希望ある女性だということが伝わってくる。
不可能を可能にしていったヘレンケラーが言った言葉だから、とても説得力がある。
他にも“「アザミは土からおいたち、バラにもトゲがあるならどうして人生に試練があってはいけない理由があるでしょうか?それは不思議でも残酷でもありません。」”という言葉がある。
これは、困難を克服し、強くたくましい人になるためには、人生に試練、困難があってもいいという3重苦を克服したヘレンケラーだから言える言葉だ。
人間誰しも出来ることがあり、人を救うことが出来る素晴らしさを伝えている名言もある。
自分の無力さに打ちひしがれている人を励ましてくれる。
まとめ:ヘレンケラーの素晴らしき人柄
聴力、視力という人間の大きな情報源を失い、手がつけられない行儀の悪い少女だったヘレンケラーも、サリヴァン先生とのステキな出会いにより、指文字などで言葉を覚えていった。
努力に努力を重ね、ついには発声まで出来るようになったことは本当にすごい。
視力、聴力を失ってからのヘレンケラーは、食べ物を手でむさぼって食べるほどしつけが行き届いていない少女だったが、サリヴァン先生の徹底したしつけによってフォークとナイフを使って食事が出来るまで行儀が良くなった。
サリヴァン先生との出会いが閉ざされてしまったヘレンケラーの人生に明るい光を差しこんだ。
サリヴァン先生との出会いがなければ、ヘレンケラーは名門大学に進学するほどの教養が身につけられなかったかもしれない。
ヘレンケラーにとってまさにサリヴァン先生は恩人である。
諦めず、努力することによって不可能を可能にしていったヘレンケラーの生き様は、多くの人々に勇気を与えてくれる。